サラリーマンの昼食事情 その1 ― 2012年08月06日
「ランチを覗けば、その国の事情が見えてくる」(サラメシ流) 今、この瞬間にも、世界のどこかでランチを楽しんでいる人がいます。 (1) 看護師さんの場合

キリバスでは昼時になると、主だった職場の近くに屋台が出没します。もちろん病院の前にも。屋台というと、「衛生面は大丈夫なの?」と気になる方も多いのでは。しかし、この国では、屋台を出すには免許が必要なので、比較的安心して食べられます。私も何度も食べていますが、お腹を壊したことはありません。 (えっ? お前の胃袋は、もうキリバス仕様になっているんだろ、って? ごもっとも…) 屋台のランチは、こんな感じです。これで250円ナリ。

キリバスでは、主食は米です。しかもジャポニカ米。日本人にとっては嬉しい点ですね。でも、この国では米は収穫できないので、オーストラリアから全量を輸入しています。 ご飯の上には、好きなおかずを3-4つ載せてくれます。 「これ、ひょっとして刺身?」と思われた方、正解です。世界的にも珍しいのですが、この国では魚を生で食べる習慣があるんです。たいてい、カツオかマグロですね。 「あれ、野菜が少ないんじゃないの?」と思われた方はスルドイ! 実はキリバスでは、野菜は超高級品。珊瑚でできた島なので、土壌が痩せていて、野菜はほとんど育たないんです。 例えば、キャベツは1玉2000円!! だから、屋台のおばちゃんに、「キャベツ載せて」とお願いするときは、"I love you."も連発します。すると、ちょっと多めに載せてくれます。刺身は、何も言わなくても気前よく載せてくれるんだけどなあ。 このランチ、星いくついただけますか? (チューボーですよ流) 時には同僚とおしゃべりをしながら、時には砂浜で、遥か海の向こうで活躍している同期の協力隊員に思いを馳せながら、この国でのランチを楽しんでいます。

キリバスの生活スタイル その1 ― 2012年08月12日
ここでクイズです。
キリバスの家に関することで、正しいのは次のうちどれでしょうか?
(1) 家の壁がない
(2) 水道がない
(3) バスルームが海の中
答えは、以下のシールをめくってください。。
キリバスの家に関することで、正しいのは次のうちどれでしょうか?
(1) 家の壁がない
(2) 水道がない
(3) バスルームが海の中
答えは、以下のシールをめくってください。。

これが、キリバスの家です。
壁、ありますか? そう、ないんです。あっても、半分くらいまで。
出国前に、地元の市長さんにこのことを話したら、市長さん、こんな↓顔をしていました。

暑い国ゆえに、建物の風通しを良くしているわけです。
プライバシーの風通しもバッチリ。
いや、この国では、そもそもプライバシーという概念があまりないのだと思います。
みんな家族。隣の家も、向かいの家もみんな。だから、隠すことなどないわけです。お互いに協力して暮らしている。
これが、この国は治安がいい一つの理由だと思います。
(2)の水道がないというのも正解です。
水は、井戸水か、雨水を貯めて使っています。
これが井戸。そんなに深くありません。落ちても這い上がれます。

そして、このように雨水を溜めて使っています。

ただし、この国の井戸水はかなり汚染されているので、飲めません。日本人の私が口にしたら、下痢では済まないでしょう。本当に水に関しては、最も苦労していることの一つです。
(3)も正解です。
海が風呂であり、トイレでもあるんです。
この国の人たちは、朝や夕方になると、思い詰めた表情で海に入っていきます。
そして、すっきりサッパリした表情で戻ってきます。
海と共に生きている、その証でしょうか。きれいな海なんだけれどもなあ。

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